農家で働くために準備すると役に立つもの!?鳥取の砂川さんに伺います!

農家で働くためには準備すべきこと、まずは作業着と軍手



鳥取県鳥取市で米作りをしている砂川重雄さん。砂川さんは、中学生の頃から家業を手伝い、高校を卒業と同時に地元の企業に就職し、兼業農家になりました。定年後、現在は専業農家として働く砂川さんに、農業作業時に使っているアイテムについて詳しく尋ねてみました。

鳥取お米農家砂川さん

砂川さんの身に着けている作業着は、ホームセンターなどに売っているものや、以前勤めていた会社の作業着を基本的に着ているということです。特別な作業着を用意することはないようです。砂川さんのこだわりと言えば、夏でも長袖の上着を着ていること。これはブヨなどの虫に刺されないための防護策なのだと言います。

軍手

また、作業着に継いで欠かせないのが軍手です。
これは作業中の安全を確保するために必要なものです。砂川さんは基本的に、それほど高価でないスタンダードなものを、1ダース単位で購入しています。軍手にはいろいろなタイプのものがあり、それぞれ用途によって使い分けています。例えば、ナタで小枝を切るときなどは、滑るのを防ぐため、ゴムの付いた軍手を使用します。軍手はいつでも必ずはめているわけでもなく、コンバインなどの機械に乗るときは作業しにくいので外しているそうです。

自分で用意するマストアイテム



履物の必需品と言えば長靴。長靴の下には靴下を一枚履くだけだそうで、ジャストサイズのものを選んでいるとのことです。長さはふくらはぎ位のものを履いています。泥は入ってこないようなので、膝までなくてもよいとのこと。長靴も消耗品なので、高価なものでなくて十分だと砂川さんは言います。1年で2足は履きつぶすそうです。日光から身を守る大事なものとして帽子がありますが、砂川さんはとても汗っかきだそうで、一般的な帽子は使っていないそうです。タオル地でできているものを頭に巻き付け、ターバンのようにして帽子代わりにしています。真夏の日光の強いときなどは、その上に麦わら帽子をかぶったりしています。
そして最後に必要になるのは手ぬぐい。農作業は体を動かすので汗をたくさんかくので、その汗を拭うのに手ぬぐいは欠かせないのだと話してくれました。

米作農家は機械がパートナー



トラクター

昭和40年くらいから兼業農家が増え始め米農家の機械化が進みました。現在は、作業のほとんどが機械を利用して行われます。砂川さんのところでは、個人で機械を所有しているそうでが、農家によっては共同購入をする人、集落で持っている機械をリースする人などさまざまです。また、トラクターやコンバインなどの機械は、乗用車と一緒で、新品で買えばとても高価ですが、中古品など手頃な価格で購入できるものもあるそうです。
初めて農作業するには、アイテムを上手に選び使うことの他に、機械選びのポイントを教えてもらうのが良いのかもしれません。

鳥取県鹿野町