自分の責任で、全部できるおもしろさ

竹内鉄也さんは、高知県南国市にて、ししとう、芋、お米を栽培する就農8年目。高知市から南国市に来て、師匠である鈴木さんの下で1年間研修し、その後、同じく南国市内にて独立して就農しました。

農業をはじめるターニングポイントは?



前職は育苗関係(野菜・花などの苗を作ること)の仕事に携わっていた竹内さん。育苗も、農業という産業のひとつの分野ではありますが、種から苗まで育てて苗を販売するところまで。そうした仕事に携わるうちに「自分で全部やってみたい」という気持ちになったそう。就農するならシシトウでやりたいと考え、シシトウの産地で教わる人がたくさんいる南国市で、と考えていたとき、知り合いから紹介を受け鈴木さんのところで1年間農業を勉強することに。

師匠である鈴木さんのところでは、どんなことを学びましたか?



「シシトウを中心に、栽培の全ての工程を鈴木さんのものとでイチから学んだ」という竹内さん。独立するときも鈴木さんと同じ地域で同じ作物に取り組み、今でも支えて頂いている関係だそうです。また、栽培の他にも鈴木さんの下では、農業を営む上で大切な“地域との付き合い方や地域社会のあり方”を鈴木さんの地域の方との接し方を見て学んだそう。農業をはじめる際は、栽培技術や経営に関する手法を取得することも大切ですが、メンター(=師匠)となる人との出会いや地域の方との縁もとても大切ですね。

農業を営む傍ら、地域で気をつけていることは?



農業では地域との関係が大事とは言いますが、具体的にどういう点に気をつければよいのでしょうか?それを竹内さんにお伺いしました。
「まずは、自分を知ってもらうことが大切。そのためには、自分から積極的にコミュニケーションをとりに行く。そうして、自分を知ってもらって関係が築ければ、逆に困ったときには助けてくれる」とのこと。こうしたコミュニケーションの重要性は、師匠である鈴木さんの下で研修を受けている期間から、鈴木さんの姿勢を見て学んだことだそう。

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▲竹内さん(左)と師匠の指導農業士である鈴木さん(右)

これから就農を考えている人にアドバイスを!



当然ながら、「農業を好きでいること。土に触れ太陽の下での作業に向いているかどうか、ということ。それから、人と話すことが好きであることも大切」、ということでした。何事も、前向きに地域や自分の仕事にこつこつと向き合える姿勢が大切ですね。
竹内さんの今後の目標は、住宅を建てること(もう予定されている!)。そうした目標に向けて、日々自分で計画を立てて農業に励んでいます!

(取材対応:パソナ農援隊 本阪)

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