多様な人材の活用による徳島ほうれんそうの産地力強化

徳島県

県下で初めて、農福連携を含めた取り組みを推進する。京阪神市場シェア2位の徳島ほうれんそうの生産拡大につなげる。JA徳島市に導入される「えだまめ共同選果施設」と連携し、夏はえだまめ、冬はほうれんそうによる周年就労を可能とする。
事業実施方針
・秋から春にかけて出荷される「ほうれんそう」は、徳島県を代表するブランドであり、JA徳島市の出荷量は、本県の約7割を占めている。しかし、生産面積、生産者数共に年々減少しており、京阪神市場での徳島県産のシェア率も下がってきている。一方、価格はここ数年安定しており、収益性は高い品目である。
・徳島産のほうれんそうは、各農家が収穫物を自宅作業場へ持ち帰り、規格毎に分けながら結束機で束ねた後、水洗いして段ボールに箱詰めしている。ほうれんそう生産に係る労働時間の約94%を収穫後の作業が占め、多大な労力を要するため、家族労働のみでは規模拡大が難しく、また、調製作業の煩わしさから、新規で取り組む人が少ない品目である。そこで、今まで農家単位で行っていた出荷調製作業に係る労力補完システムの構築を検討し、多様な人材を活用することにより、ほうれんそうの栽培面積の維持拡大を図る。 また、組織化した援農者をJA徳島市が導入するえだまめ共同選果施設と連携させ、夏はえだまめ、冬はほうれんそうによる周年就労の検討を行う。
関連情報: 農水省ページ
ホームページ: ホームページ