「南アルプス援農検定」を軸とした援農隊の確保・育成

南アルプスファームフィールドトリップ

都市生活者の農業志向は年々大きくなっているが、実際の果樹栽培の現場で必要とされるスキルを全く持っていない。 そこで援農イベントを実施しながら、必要なスキルを学ぶ援農検定を実施することで、体験交流を行いながら、援農者を育成する県内初の取組みとなる。 また、子育て世代の母親に対する援農収入モデルを作ることで、農業者と若い世代の交流が生まれ、技術の若年化も図れる画期的な取り組みとなる。 本事業が成功すれば、産地の必要とするご当地援農検定を実施することで、産地向けに必要なスキルを合格した人のみに援農を希望する事ができ、全国的に応用可能なモデルになる。
事業実施方針
・南アルプス地域は日本一の生産量を誇るスモモを始め、桜桃・桃・葡萄などの産地ですが、農業従事者の高齢化に伴う耕作放棄地の増加と、果樹の剪定技術に時間がかかることから、せっかくの成園が、従事者のリタイヤと共に継承されない問題を抱えています。
・県内の子育て中のママさんは、長期間労働や、時間の定めのある労働にはなかなか付けないため時間の融通がきき、なおかつ毎年定期的に収入が確保できる仕事を希望しています。
・そこで援農イベントを実施しながら、参加者に農家の希望するスキルを習得する援農検定を行い。検定合格者のみ有償スタッフとして登用する仕組みを構築することで、潜在的な援農応援者を確保します。
・本取組みにより、農業者の産地維持にあたり、一定量の技能を有したスタッフを確保でき、潜在的な南アルプス果実のファンを拡大する取組みが行えます。
関連情報: 農水省ページ
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